2021.04.19

ナニワイバラが春日野の地で1輪だけ咲いた。






親木は横浜にあり、咲いているとの報告があった。



もう30年も前になるだろう。横浜公園で植木市があり、そこで小さい苗木を買った。華麗なバラは育てる自信がなかった。いずれにせよ私たち夫婦は「原」とか「野」のつく花が好きで、園芸的に磨きあげられたものは好まなかった。このバラも「イバラ」というのが気にいったのである。
庭に植えてみると旺盛だった。いくら刈り込んでも翌年は倍加する背丈になった。イバラの名のとおり、太く強い棘を持っていた。何年か後、入口階段側面に移した。日当たりのよくない場所でどうかと思ったが、このバラはめげなかった。花は純白一重、私たちにとってもっとも好ましいものだった。このバラによって、「白」が、もっとも派手な色であることを知った。

春日野へ持ってきたかったがもう大きくなりすぎて、無理と思った。そこで挿し木してみた。
成功したようである。

この場所は表通りに面しているので、大きく育てよう。陽光たっぷりだ。
あと2本、別な場所で育っている。そこではあまり大きくなってもらっては困るので、慎重に管理しよう。幸いナニワイバラ君の性質はほぼわかっている。
 
 
 2021.04.20
開いた。単純で、華麗な花だ。


 
 
2021.04.21

これは明らかに「ナニワイバラ」だ。
立江寺からの[昔日の土佐街道]沿い、県道28号線を越えたすぐのお家である。うれしくなって撮影した。

並んで見事に咲いているのは[モッコウバラ]と思う。(私はバラに詳しくないので間違いかも知れないが)



男のお子さんがいるのだろう。鯉が元気に泳いでいた。


    
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